トマトのハウス前方出入り口の写真。
近くの竹やぶからでた間伐竹のチップの山です。
敷き藁と同じく、これはハウス湿度の調整(保湿&過乾燥防止)・微生物の住みかになり、厚く敷き詰めることで、草を芽吹かせなかったり、地温の確保などのねらいで敷き詰めます。
浜松の西区域には竹林が多く存在します。しかし、荒廃が進んでおり、何とかしたいとずっと思い続けてました。
すると、隣町になる、イオンの浜松志都呂店のお膝元の志都呂町で、竹林の再生と竹の有効利用を研究している
グループの方がたと親しくしていただくようになりました。
日本人と竹のかかわりは正月の門松飾りからはじまり、春先にはたけのこ、また、百姓仕事の道具(つる物野菜の支柱から、熊手など)、七夕飾り、茶器やちまきの皮まで、色んな使われ方がされてきたようです。
しかし昨今は竹がはびこってしまい、道路が昼間から暗いようなことになっている場所が多々あります。
志都呂町は、ジャスコ付近のメインストリートから外れた区域にあたり、志都呂団地から大久保方面にむかうと里山がまだ現存しています。
また、その地域には住民の方々が散歩したりする細道が多くあるにもかかわらず、痴漢がでてもおかしくないようなところもあり、自治会の呼びかけで有志を集い道路清掃をされました。
その活動を支えているのが、志都呂竹林協議会の代表の高部眞さんです。
私が彼をすごいと思うところは、百万円はするだろうと思われる、竹を破砕してチップにする機械を自前で購入し、竹の伐採を頼まれると軽自動車に破砕機とチェーンソー、孟宗竹も切れるチップソーをとりつけた、草刈機を積み、有志のかたがたとでかけ、手付かずの藪を竹林に再生させることです。
きっと、大手電気メーカーの工場長を勤められた経験からの先見で日本の食糧や地域の雇用対策までを解決させる仕組みを作る為の先行投資でしょう。
新聞などでもバイオエタノールが竹からも出来るともあり、資源として見直されているようです。
私は、竹チップを利用するようになって、3年になりますが、夏野菜のナスはなりつかれルことなく、秋まで、おいしいナスがたくさんとれたので、冬のトマトにもつかってみようということになりました。
取り急ぎ、ウチの場合、みんなで協力してハウスの中に取り込まないととりあえず「出入りが厳しい」状況です。