昨日畝たてしたナスの定植予定地に、竹のチップを置いてみました。
土の上に竹チップについているだろうと思われる、沢山の微生物の餌になる尿素をぱらぱらとふり、その上にエンダイブやプンタレッラといった、チコリ類の残渣(今年は暖冬のためか、徒長して、収穫ができなかったもの)を置きその上に肥料袋にいれて半年寝かした竹チップをまきました。
思ったより竹が軽かったので、割とスムーズにできました。
そして、鶏糞を上からぱらぱらとまきました。これも微生物のえさです。
鶏糞ならどれでもいいのではなくて、イセファームという会社のものでなくてはいけません。
イセファームは日本最大級の採卵企業です。
ウインドレス鶏舎で抗生物質を無投与で飼われ、餌に有用微生物群を混ぜてそだてている鶏が排出する鶏糞です。
高温で乾燥し微生物分解が完全に行われているので、においがぜんぜんありません。
幼い頃、夏休みの食欲のない昼食のとき、両親は西瓜の片付けをして、畑に鶏糞をまくのですが、とにかくくさくて、においが染み付いており、私は鶏糞まきしてないのに、両親のにおいで、ご飯が食べれなかった経験があり、両親にはわるいですが、農家に生まれたことをうらんだものです。
また、抗生物質の影響があるとか、臭気の原因である未発酵なのが、悪さをするという先入観があり、ホームセンターの安売り=こだわってない肥料というイメージがありましたが、大学時代の恩師の太田保夫教授からイセファームの鶏糞を紹介していただいたのがきっかけでつかっております。
先生は国際的な研究機関で活躍された後に農大の私の研究室に赴任された先生です。
企業の農業資材の研究の委託をうけるような先進的な先生です。口癖のように、農業やるなら、有機農業をやれ、肥料は自分でいいものを作れといわれていたのに、最初鶏糞がいいぞと進められたときは耳をうたがいました。一袋198円だけどよくできます。近くのホームセンターのディーツーで手にはいるのもうれしいです。
鶏の胃袋を介して、植物や土壌に有効な形にうまれかわった栄養分とでも言うのがわかりやすいでしょうか?幼い頃のあのいやなにおいもありません。
家庭菜園にもおすすめのすぐれものです。