
お皿にのっているのは、バラフとか、アイスプラント、ソルティーナ、プッチーナとかいろんな呼び名でよばれている、新野菜です。
あんまり、売れねーだろうなと思いつつ、種を取り寄せたら、ものすごくちっさな種です。
大久保の農協の営農センターのスタッフに育苗方法を尋ね、主幹作物のチンゲン菜やセルリーなどの苗を農家向けに生産している育苗センターで発芽させるほうがうまくいくと教わり、頼むことにしました。
発芽したバラフをトマトを作っていたサンゴ栽培のシステムに植えてみました。始めの内は写真で見た表面のきらきらした細胞がなかなか出てきませんでした。植えてから3ヶ月は経ったこの頃やっときらきらが強くなってきたので試食してみることにしました。
海水ほどの塩分に耐えられるというバラフの表面はキラキラしていますが、それは塩分の強い水分を吸収し、その塩分を排出したのものが表面をこのようにするようです。何でも「プラッダー細胞」と呼ばれています。
ブラッダー細胞はこの植物が塩分や乾燥といったストレスによって、体質を変えたとき、多くあらわれるようです。
すると、私ンちのは、まだ、ストレスが弱いのかも?
塩を水に溶いて、葉面散布でもしてみる必要があるかもしれません。
肝心の味ですが、青臭み等の癖が無い上、そのブラッター細胞がプチプチしていて、サラダのアクセントにおもしろそうです。
もう、野菜も出尽くして新しいものなどないと思っていましたが、まだまだ、変わったのがあるようです。
このバラフは南アフリカ原産だとか、あまり紹介されてない地域の食文化や生態系を学ぶとまだ食卓を豊かにする可能性は尽きないのかも…。