もうすぐ収穫終了になるメキャベツの畑です。
(隣のおばさんの畑です。)
枯れて茶色になった葉が根元にしきつめたようになっているのがわかりますか?役目の終わった親キャベツの葉です。
メキャベツの葉っぱの頂点には、小さい結球し、ミニキャベツという様相のものができます。
その葉っぱ一枚、一枚にひとつずつ成長点がありそれが肥大したものがメキャベツというわけです。
アブラナ科のキャベツの類は、いろんな種類がありつぼみが発達したものがブロッコリーで、茎が肥大して、つぼみの塊が大きいものを選抜していったら、今食卓に並んでいるブロッコリーになったみたいです。
ブロッコリーはイタリアには、まだ、茎が細い品種があるようです。どうも、ビン詰めだったか、かん詰めに加工しやすくるのが、育種目的のひとつにあったということを本で読んだことがあります。
わき目が沢山ある固体を選抜していったのがメキャベツです。
海を渡った日本では、赤や紫や白などの葉の色や、ぎざぎざの葉っぱの切れ込みなど差を見出したのが、葉牡丹になるわけです。アメリカのオーガニックサラダには、カラフルな葉牡丹の若葉をいろいろ詰め合わせたものがあるそうです。
時代がかわって、栄養価が高く、病気に強いケールとメキャベツを交配したのが
プチヴェールになり、高温に弱いブロッコリーにキャベツの仲間では高温に強い、中国や東南アジアで食べられているカイランを交配して生まれたのが、ステックセニョールになるわけです。
あんまり面白い話と感じない人がほとんどだと思いますが、私はそんなことをイメージしながら、種のカタログを見たり、実際つくってみたりするのが好きで、外国のその野菜を多く作られている地域のメニューを眺めたり、実際に食べてみるのが大好きです。
そんなことを永年やったら、新しい品種が出来たり、食べ方が提案できたりして、今日畑で見かけた、メキャベツの親が、少人数向けのみにキャベツにできたら、農家はメキャベツとったあとに、それも収穫できればおもしろいでしょ。
蛇足になりますが、最近話題のプチベールメキャベツと同じ部位を収穫するわけですが、親キャベツの葉っぱをジュース用に収穫したり、メキャベツの収穫が終わった後に、つぼみのついた茎の部分が甘いので、出荷したら、好評だと聞きました。