浜松環状線 大久保交差点付近に我が家の畑が点在しています。
3年ほど前より、沖縄系ブラジル人のアキオさんが、高齢の為、農作業が出来ないお百姓さんの土地を借りてブラジル野菜の生産直売をされるようになりました。
私が父の畑を手伝うようになった18年ほど前に、ブラジル人が好むコービ(日本では青汁のイメージが強いキャベツの原種に近いケール)などを栽培したこともあり、そもそも、私たち夫婦の出会うきっかけとなったのは、東京農業大学の先輩後輩の中で、共に南米で農業実習をしたのがきっかけです。 夫婦そろって南米には特別な思いがあります。
そんな私達の傍に、ブラジル人の方が農業をやられるなんて、大学を卒業して、浜松に戻った頃には思いもしなかったことです。
夕方暗くなってから、アキオサンの直売所にアキオさんの車があったので、立ち寄りました。
「アキオサン。私のエストゥファ(温室ビニールハウス)、の、掘ろうと思います。どうですかね。」
「いいんじゃないのいつから掘れますか。」
「アテ フィン ディ セマナ ボイ プロバール (今度の週末、験しに掘ってみます。とポルトニョールで言ったつもり)。」
「ドユウビニオキャクサン タクサンクルカラ キンヨウビノ ユガタタメシニ ホッテミテ。」(沖縄出身のブラジル人が話す日本語をイメージしてみてください。)
「エントン アテ セクスタフェラ ボイ プロバール。オケーなら電話します。(金曜日の午後験し掘りしてよかったら電話するといったつもり)。」
験し掘りするアレについては次の機会に報告します。
アキオさんが帰り際に
「 ヤヌォサン。コノ オクラ シッテマス?」
ブラジルでは日本のオクラより大きくて角のないオクラが人気あります。(日本でも、フレンチレストランで、付けあわせに丸オクラとして利用されています。)それよりさらに大きくて40cmはあります。
今日の夕飯で頂くと、柔らかく普通のオクラとおなじように調理できました。
丸オクラにしろ、ブラジルの方が作られるオクラは、実が大きくなった分、日本の品種より、植物体が大きく、花の開花数も少ないうようです。
味は、日本のものより甘いようです。
ところで、オクラの新鮮さの見分け方知ってますか。
いくら、大きくても、果実のさきっぽが柔らかくて、ポキッと折れるものは、筋がなく柔らかく食べられるようです。
温度が高く、雨なので、水分が豊富にあるこの頃は一晩でおおきくなります。
規格がそろった市場流通ものでないものを直売所やスーパーの地場野菜のコーナーなどで、個性的な形のオクラを見つけたら試してみてください。